アジア大都市ネットワーク21(ANMC21)の概要についてご説明します。
■「アジア大都市ネットワーク21」これまでの経緯
・平成12年8月 共同提唱都市首長会議(クアラルンプール)
デリー、クアラルンプール、ソウル、東京の代表が共同提唱都市としてクアラルンプールに集まり、
アジア地域の発展を目指す新たな協力の枠組みとして「アジア大都市ネットワーク21」を構築する
こととし、アジアの候補都市に対する参加呼びかけを図っていくこと等について合意した。
・平成13年6月 共同提唱都市実務者会議(東京)
共同提唱都市(デリー、クアラルンプール、ソウル、東京)の実務者が東京に集まり、アジア大都市ネットワーク21の運営に関する基本的な方向性や共同事業案等についての検討が行われた。
・平成13年10月 第1回東京総会
参加都市の代表が東京に集まって初めての総会を開催し、ANMC21規約、ANMC21で取り組む
共同事業などを決定して、「アジア大都市ネットワーク21」を発足させた。
・平成14年11月 第2回デリー総会
デリーにおいて第2回総会を開催し、共同事業の実施状況等に関する報告が行われたほか、
新たに「危機管理ネットワーク」「アジアのビジネス及び投資促進プロジェクト」の2事業が新規共同事
業として採択された。
・平成15年11月 第3回ハノイ総会
ハノイにおいて第3回総会を開催し、共同事業に関する報告のほか、アジアで猛威を奮った「SARS」
に関する特別報告などが行われた。
・平成16年11月 第4回ジャカルタ総会
ジャカルタにおいて第4回総会を開催し、「感染症対策」に関する特別報告が行われたほか、
新たに「アジアの若者の交流」「アジア感染症対策プロジェクト」の2事業が新規共同事業として
採択された。
・平成17年8月 北京市がANMC21から脱退
北京市が平成17年8月30日付けでANMC21から脱退し、参加都市が計11都市となった。
・平成17年11月 臨時会議(東京)
各都市の実務者が集まり、東京において臨時会議を開催した。この会議は、
ANMC21からの北京市脱退により、平成17年に予定されていた北京総会が中止となったことに伴い、
平成18年の総会開催都市を決定する場が必要となったため開催された。
会員都市は、今後とも連携を強め、大都市に共通する課題に共通で取り組んでいくことを確認すると
ともに、次回の第5回総会を台北市において平成18年4月に開催することを合意した。
・平成18年4月 第5回台北総会
台北において第5回総会を開催し、共同事業の一層の充実を図るため、今後、ANMC21で
「共同事業のレビュー」を進めていくことなどが合意された。
・平成18年11月 第1回実務担当者会議(バンコク)
バンコクにおいて実務者レベルの実務担当者会議を開催し、第5回台北総会で合意された
「共同事業のレビュー」について検討が行われ、各共同事業の課題、改善案等について議論が
行われた。
・平成19年8月 第2回実務担当者会議(マニラ)
マニラにおいて実務者レベルの実務担当者会議を開催し、共同事業の充実・活性化の具体策
について参加都市間で実質的な議論を行い、「共同事業のレビュー最終報告(案)」をまとめた。
また、第6回マニラ総会での特別報告と政策対話の内容について討議した。
・平成19年11月 第6回マニラ総会
マニラにおいて第6回総会を開催し、各共同事業の再構築、中期計画の策定などを内容とする
「共同事業のレビュー(最終報告)」が採択された。
また、「地球温暖化」に関する特別報告が行われ、各都市が協力して温暖化ガス排出削減に
取り組んでいくことに合意したほか、新たに「都市の発展に向けたICT戦略」が新規共同事業として
採択された。
・平成20年8月 第3回実務担当者会議(クアラルンプール)
クアラルンプールにおいて実務担当者会議を開催し、クアラルンプール総会の議事および進行等
について検討を行った。また、各共同事業の「中期計画」を報告し、共同事業の今後の見通しに
ついて相互に理解を深めた。
・平成20年11月 第7回総会(クアラルンプール)
クアラルンプールにおいて第7回総会を開催し、各共同事業について策定した今後3年間の具体的な「中期計画」が採択され、「洪水対策」に関する政策対話が行われた。
また、特別報告が「スポーツ振興」への取組に関して行われ、東京による2016年オリンピック・パラリンピック招致をANMC21として支援することに全会一致で合意したほか、新たに「廉価で安全かつ短期に建築可能な住宅技術開発プロジェクト」が新規共同事業として採択された。
・平成21年7月 第4回実務担当者会議(バンコク)
バンコクにおいて実務担当者会議を開催し、バンコク総会の議事及び進行等について検討を行った。
また、2007年マニラ総会で採択された「都市の発展に向けたICT戦略」と、2008年クアラルンプール総会で採択された「廉価で安全かつ短期に建築可能な大衆住宅技術開発プロジェクト」の進捗状況について、それぞれ幹事都市である台北とマニラから報告があった。
・平成21年11月 第8回総会(バンコク)
バンコクにおいて第8回総会を開催し、共同事業に関する報告のほか、「持続可能な観光政策〜ANMC21における都市間連携の展望〜」に関する政策対話が行われた。また、特別報告は、「新型インフルエンザ対策〜人類の脅威に立ち向かうアジアの大都市〜」について行われ、テーマに関する基調講演や、各都市からの報告があった。最後に、観光政策や新型インフルエンザ対策に関して各都市が協力して取り組んでいくことに合意し、バンコク宣言が採択された。
・平成22年7月 第5回実務担当者会議(東京)
東京において実務担当者会議を開催し、東京総会の議事及び進行等について検討を行った。
また、各共同事業のPRや、第7回クアラルンプール総会で採択された「中期計画(2008年度〜2010年度)」のレビューと今後のネットワークの展開について検討を行った。
・平成22年11月 第9回総会(東京)
東京において第9回総会を開催し、各都市から共同事業に関する報告があったほか、「アジアの大都市における環境負荷の低減に向けて」をテーマとする政策対話や「産業の振興と新技術の開発」に関する特別報告が行われた。また、民間企業のトップ等を招いてそれぞれのテーマに関連する講演を実施した。東京宣言では、官民の連携を進め、環境課題や産業・新技術をはじめとする幅広い分野で多角的に協力可能なネットワークを目指すことに合意した。
・平成23年6月 第6回実務担当者会議(ソウル)
ソウルにおいて第6回実務担当者会議を開催し、ソウル総会の議事および進行等について検討を行った。また、各共同事業のPRや、第7回クアラルンプール総会で採択された「中期計画(2008年度〜2010年度)」のレビューを行ったほか、ANMC21事業への民間参加の拡充について検討がなされた。
・平成23年10月 第10回総会(ソウル)
ソウルにおいて第10回総会を開催し、会員都市から水辺開発に関する取組及び大規模災害への対応ついて報告があり、活発な意見交換が行われた。これを踏まえて、水辺開発及び大規模災害対策に関するノウハウ、技術及び経験を共有していくことが合意された。
※次回総会は、平成24年にシンガポールにおいて開催する予定です。